多摩の日々

季節や月日のうつろい日記

くまざわ書店

2025-12-24 06:50:52
2025-12-24 07:41:29
目次

多摩センターにくらべて永山駅前には例えばスターバックスはないし,ユニクロもなく家のかみさんは欲しいものが買えないといってぼやく。高校時代に永山まで京王と小田急が乗り入れたときは,永山が最初の繁華街だった(高校大学時代は永山のパチンコ麻雀ゲーセンでどれだけ過ごしたことか)のでちょっと寂しいが,べつに必要なら多摩センターへ一駅乗ればすむことである。多摩センターに丸善があるのは大進歩で,少し前まで京王プラザホテルまであったのは多摩ニュータウンの栄枯盛衰みたいな話である。永山には今年50周年を迎えた,グリナード永山というショッピングビルがあって,西友などが入っており,本屋にはくまざわ書店がはいっている。八王子で生まれ育ったものとして本店が八王子にあるくまざわは,街の本屋という印象だったが,その後大手町の地下街にも進出したりして個人的に誇らしいものがある。品揃えにも工夫がされていて,新聞の書評コーナーなど,よくあるビジネス書,参考書,コミックの売れ筋ねらいではない,教養ある話題作は確実にそろえている方針が伺える。昨日その話題作コーナーにXで話題なったので岩波が重版を出したという岩波新書の「星の古記録」という斉藤国治さんの本が5冊かさねて置いてあった(写真)。この本も含め古天文学の開祖ともいうべき斉藤国治さんの本は我が座右に近いものなので,「へー」と思った。確かに天文現象と歴史(ベツレヘムの星は彗星だったとか),古代史と暦なんかもブームになっている気がする。昨日は,さらに「拡張生態系」という帯に養老孟司,森田真生などが推薦とある分厚い本(5500円)を見つけ,買おうと思っていたブルーバックスの「宇宙暗黒時代の夜明け」それと,タイトルが面白そうと手に取って読んどこうと思ったちくまプリマー新書の「歴史小説のウソ」(佐藤賢一)の3冊を買ってしまった。歴史好きの人の多くは多分時代小説で多くを知ったようになる気がするが,歴史と文学の関係とか面白そうなので,読み始めたところである。読書感想はのちほど。

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soran tan